そのままです。同人誌を出すっていう趣味、とてつもなく気が狂ってると思います。でも辞められねーという愚痴?です。
私は腐女子です。2次BL小説を書いてます。つまりは一般の漫画等の普通の人気キャラ達を勝手にくっつけてカップルにし、あまつさえセッ○スさせる小説を書いているという大罪人です。
大罪人なので当然周りには言えません。趣味なんですか?と聞かれたら「ゲームです」と答えます。普通に考えてバレたらやばい趣味だよね。一般人には「キモイ」以外の感想は出てこないでしょう。誰にもいえない趣味です。
そもそもとして創作という趣味自体が悩みが多い趣味です。作品をあげた時の評価、読者の反応は逐一気になりますし、場合によっては凹みます。また、Twitter(X)で繋がった同界隈者と表面上は仲良くわいわいやりつつ、でも内心では教室で争う小学生レベルのしょうもない人間関係に揉まれながら、日々を過ごしています。
評価、嫉妬、上手く書けないという葛藤、Twitter上での人間関係、色んなことに悩みながら、時には精神を病みながら小説を書き続けてきました。明日にでも辞めたい。そう思うくらいにやる気が失せることも何度もありました。創作というのは良くも悪くも自分の内面と実力がモロに出る趣味なので、しんどいんですよね。
でも楽しい。
同じ作品のファンで同じ作品の二次創作をする仲間がいるので、友達ができます。通話したり一緒にゲームしたり、純粋に楽しいです。
次に褒めてもらえる。私生活で生きてて偉いとか、毎日仕事に行けてえらいねとか、毎日ご飯作ってて偉いねとか誰も言ってくれませんので、人生で唯一くらいの褒めてもらえる空間です。
イカスミパスタさんの新作最高でした!御本楽しみです!何度も読み返してます!
八割くらいは社交辞令ですが、それでも嬉しい。もっと褒めて。
ということで私は同人趣味をやめようやめようと思いつつもずるずる続けています。
しかもこの趣味にさらに同人誌の即売会が追加されました。
はい、いわゆるコミケです。(女性向けなので厳密には違いますが)
これがまた大変なんだ。何十時間とかけて1冊の本のデータを作ります。こんな面白くない本誰が買うんだ?これ◯◯円の価値あるか?と自問自答して闇に飲まれる。読み直ししすぎて面白いのかつまらないのかももうわからない。
データが完成しても、何冊出るかわからねぇ…、全部捨てる羽目になったらどうしよう…、資源の無駄ってレベルじゃねえぞとゲロを吐きながら、自分の勘を信じて部数を決めて入金し(当然全額自腹)、自腹で交通費とホテル代とサーチケ代を払いながら会場に参戦する。
会場でフォロワーにあってプチオフ会で楽しくなり、アフターで一緒にご飯を食べて、ハイテンションで帰宅し、それから数日経って新刊の感想の少なさに絶望する。
金がかかる。時間もかかる。精神的な負荷も半端ない。ついでに大っぴらにも言えない。
なんだこの狂った趣味は。
この即売会というリアルイベントが追加されたおかけで私の人生はリアル7割、同人3割くらいの割合だったのが、同人7割、リアル3割くらいになりました。同人趣味がリアルを超越している。
でも本当に即売会とか出だしたら、リアルの仕事とか家事とか人間関係とか、同人のおまけみたいになっちゃうんだよ。むしろ普通の人間に擬態するために、それらを仕方なくこなして、残りを同人に注ぐ感じ。それくらいに意識を持っていかれる。
ただの趣味が人生のメインイベントになっちゃった。
なんだこの趣味、やっぱ狂ってるよ。
でもやっぱりやめられないよね。
だって人生のメインイベントだからね。
下手に評価を貰って承認欲求が満たされると本当に抜けられなくなる趣味なので、実力のある人ほどやらない方がいいと思います。壁で漫画を売っている人は体感ほとんどの人が人生を同人に捧げています。でもやっぱ楽しいからね。やめられないね。1度しかない人生。私は即売会に出てよかったと思ってます。